(その2)障害年金の申請について

カウンセリング
この記事は約1分で読めます。

(質問)
44歳、○○職員です。療養状況が思わしくなく退職した場合、障害年金は受給できるでしょうか。
平成16年7月に精神科初診で中等症うつ病と診断されました。平成17年4月に双極性障害2型と診断され、平成20年9月に双極性障害1型と診断されました。
長期間にわたり治療を継続していますが、入院歴はありません。病気休暇及び休職は4回延2年2ヶ月の予定です。

(回答)kyupin kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
 
貴方が双極性1型としたら治療がかなり難しいといわざるをえません。デパケンRとリボトリールでなんとかしなくてはならないからです。あと普通、このような人にはセロクエルを使うのですが、貴方の場合、糖尿病があるのでそれも難しいです。コントロールは、今の所、躁状態にはセレネース液やロドピンを使うくらいでしょう。
年末にラモトリジンが発売されます。これは最初、抗てんかん薬として適応がありますが、双極性にも評判が良い薬物です。これは肝障害が禁忌なので貴方には可能です。ただ、蕁麻疹が出やすいという話です。今はラモトリジンの発売に期待すべきです。
障害年金ですが、双極性障害なら、入院歴がたいしてなくても書き方がうまければ通ると思います治療歴も長いですし。ただ、完全に社会復帰が無理という段階で申請すべきで、今の時点ではそれは確定していないと思います。

コメント