【障害年金】病歴・就労状況等申立書(双極性障害)

障害年金(併合認定)

傷病名 双極性障害
発病日 平成16年7月
初診日 平成16年7月

昭和61年4月、初めての異動、転居。異常に気分が高揚し多弁が続く軽躁状態が出現したが自覚はなかった。平成2年4月、異動、結婚。仕事に馴染めず、抑うつ状態となった。その後、3年毎の異動の度に不調を自覚し気分の波を繰り返した。
平成14年4月、異動により転居。初めて部下を持ち自分がやらなければと残業を続けたところ、疲労とストレスが溜まっていった。平成15年10月、顔面神経麻痺の診断で2週間入院した。復職を試みたが代わりの人が配置され憂うつ気分が続いた。
平成16年4月、職場の上司が厳しい人に変わったことを契機に気分の落ち込み、不眠が出現した。上司から叱責を受けたり、上司の嫌がらせから部下をかばっているうちに、平成16年6月28日から出勤できなくなった。食欲がなくなり、妻に「死にたい」と話すようになった。

平成16年7月、妻の強い勧めにより精神科を受診した。
うつ病と診断され、医師から「抗うつ薬を中心とした薬物療法と自宅療養が必要」と説明を受けた。通院、服薬管理、入浴、洗面などは妻の援助がないとできなかった。妻が用意した食事を口にする際に起きる程度で横になっていた。
平成16年7月2日から平成16年8月16日まで病気休暇を取得し、平成16年8月17日から平成16年9月16日まで半日勤務を続けた。上司の嫌がらせが続いたため、「このまま死にたい」と医師に伝えたところ、平成16年10月6日から平成16年11月15日まで病気休暇となった。平成16年11月16日から職場復帰したが、出張、残業なしとなった。平成17年4月、異動により転居。
週1回受診。抗うつ薬、抗不安薬を服薬。抗うつ薬点滴2回。

平成17年4月、人事異動に伴う転居により転院した。
異動初日から不安に襲われ、日常生活は妻の援助がないとできず、平成17年4月11日から平成17年8月16日まで病気休暇を取得した。この間、多弁、多動、不眠がみられ、平成17年4月25日、双極性障害の躁状態と診断された。
医師から「気分安定薬を中心とした薬物療法に変更し、自宅療養の継続が必要」と説明を受けた。職場復帰訓練を続けたが、不安が高まると腕がざわざわする感覚になり気力回復に至らなかった。
平成17年8月17日から職場復帰し、平成17年9月16日まで半日勤務を続け、その後も出張、残業なしとなった。
週1回受診。気分安定薬、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬を服薬。

平成17年12月、軽躁状態となり、主治医の問診の仕方などに不満を感じ転院した。
転院後は家でぼんやりした日を過ごすことが多く、起床、洗面など妻の援助を受けないとできなかった。昼休みに自宅に戻り横になった後、できるだけ出勤していたが不調時はそのまま休暇を取得した。
平成17年12月20日、双極性障害のうつ病相と診断され、医師から「平成16年にうつ病で治療していた頃は、既に躁状態だったのではないか」と説明を受けた。
平成20年4月、人事異動により、不安に襲われ、食事が摂れなくなった。
平成20年4月2日から平成20年10月1日まで病気休暇を取得し、引き続き、平成20年10月2日から平成21年7月31日まで休職(無給)となった。
月2回受診。気分安定薬、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬を服薬。

平成20年7月、上司と主治医が復職時期で意見が対立し通いづらくなり転院した。
平成20年8月、糖尿病の治療目的で県立病院に入院した。この時躁状態となり暴れ、途中退院となった。平成20年9月6日、医師から「最近の躁状態の症状が突き抜けており躁状態とうつ状態の振れの幅が大きい、気分安定薬の増量、抗精神病薬の追加、自宅療養の継続が必要」と説明を受け、休職を継続した。
平成21年3月、職場の復職審査会で「復職不可、休職期間延長」と判定された。その後、再度の復職審査会で「復職可」と決定となった。平成21年7月6日から平成21年7月31日まで午前勤務のリハビリ出勤を続け、平成21年8月1日から職場復帰した。出張、残業なしとなった。復職後も不安で目が覚め、抑うつ気分が続いた。
月1回受診。気分安定薬を服薬。平成21年7月30日離婚。

離婚により一人暮らしとなり、食事は主にコンビニでパンやカップ麺を買っていた。偏食、過食のため栄養指導を受けたが改善しなかった。入浴は2日に一度程度のシャワーで済ませた。同じ服装で過ごすことが多く、部屋が散らかっていた。月に数回友人夫婦が訪ねて食事の手伝いをしてくれた。
薬を飲み忘れないように一包化してもらった。人と話せず孤立し家族や友人以外と関係が築けなかった。腕がざわざわして気分が落ち込み、疲労感が強く、何度も目が覚めて眠れなかった。興味関心は乏しく、テレビも1時間程度しか集中できなかった。公共料金の支払などは口座引き落としにしてもらった。
意欲低下により、平成28年5月1日から平成28年5月31日まで病気休暇を取得。
月1回受診。気分安定薬を服薬。平成28年5月末に退職し地元へ転居。

地元に戻り、実家の継母や実姉から食事の提供、体調確認をしてもらっている。
平成28年6月から週5日のパート勤務に就いたが、気分の落ち込みにより、平成28年8月27日から平成28年9月19日まで欠勤(無給)。平成29年3月末に退職。
平成29年4月から週4日のパート勤務に就き、月1回保健師の定期面談や対人業務・電話対応の免除を受けたが、対人関係を築けずに孤立。労務に必要な集中力を保てず、平成元年5月28日から平和元年6月16日まで病気休暇を取得。うつ状態が改善せず、令和3年3月末に退職。
職場の配慮により、令和3年4月から週3日のパート勤務(支払伝票の整理)、通院等は病気休暇扱い(無給)となった。慢性的な疲労感、落ち込みが続いている。
月1回受診。気分安定薬を服薬。令和元年8月8日精神保健福祉手帳2級を取得。

その後、令和5年6月6日、維持血液透析を開始した(週3回)。令和5年6月12日、特定疾病療養受療証交付(人工透析実施)。令和5年6月15日、身体障害者手帳申請を取得した(じん臓機能障害)。

令和3年4月3日作成(令和6年3月24日追記)

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