職場との悪化した関係をやり過ごすコツ(2)

カウンセリング
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(質問)
4月から3月まで双極性障害1型で休職中です。これまで職場の担当課長から次の対応を求められ療養に専念できません。ただ耐える以外に方法はないと諦めていました。
本日(17日)、職場の窓口を担当課長から総括課長へ変更し、「じっくりと療養に専念することを優先してください。近況報告等については必要と思われたときに連絡していただければよろしいです。」と連絡がありました。
下記により精神科クリニックを転院せざるを得なくなり、療養期間も延びたことから、望まぬ休職に入り、経済的にも不安な日々を送っていますが何も謝罪はありませんでした。
これまで通院の都度、生活状況も含めて報告していた療養報告は取りやめることし、療養期間3ヶ月ごとの療養経過報告書(主治医作成、9月、12月、3月)、人事異動身上調書(本人作成、12月)、休職延長願い及び診断書(本人、主治医及び主治医以外の診断書、2月)に限定して報告したいと考えています。職場との関係悪化をやり過ごすよいコツはないでしょうか。
(これまで担当課長が対応で療養に専念できないと感じた事例)
(1) お前か。事務屋で2回もこの職場へ来たやつは。
(2) 今までも同じ職場にいたこともないお前のことなど正直まったく知らない。通院時にお前や医者と会って復帰後の勤務方法を決めてやる。
(3) 今回の病気休暇の原因は職場に問題があるわけではなくお前の勝手な事情だ。
(4) 療養中の事務職員は1年で配置替えする。戦力外の職員を配置する余裕はない。
(5) メールや電話をよこせ。この前のように報告にこい。
(6) この頃報告のメールがない。
(7) 病院の先生の診断はどうだ。
(8) 先生や家族も含めて今の回復状況や復帰後に留意することなどを示す。
(9) 通院時に主治医から現在の回復状況を問いただす。
(10) 復職前の準備、復職後の業務の進め方は俺が決める。
(11) 俺がやっているのはサービスだ。善意でやっているのに何が悪い。
(12) 通院時であれば費用がかからない。直接主治医へいって費用を支払うつもりはない。
(13) 主治医との日程調整はお前がやれ。
(14) メンタルヘルスのマニュアルに沿って診察室に同席するのだから間違いない。
(15) お前の療養専念よりも、職場の業務体制や職員への影響を最小限に留め、職場のモチベーションと私自身の成果をあげるために総括課長に内緒で行っている。
(16) 病気休暇の延長を知らせるつもりはない。療養報告を職場でみせたが、病気休暇の延長を知らせないくらいの「そんなことを気にしていたの。」といっていた。
(17) お前の報告など「わかった。」で十分だ(6回連続)。返信なし(1回)。

(回答)kyupinさん kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
あまり全体が把握できていないのですが、こういう精神疾患で休職になるような長期になる場合、会社も復帰のメドが立たないと考え、いくらか冷たい対応になることもあるのではないかと思います。
普通、休職中に限らず、会社を休んでいる時に報告書を出せとか逐次様子を知らせろとか言うのは聞いたことはあまりないです。これはある意味、嫌がらせなので、主治医に知らせて、会社に善処してもらった方が良かったかもしれません。
僕はかつて、患者さんの前で(今回の貴方が受けたような対応について)上司を強く叱った事があり、それがなぜか僕の友人に知られて、すいぶん賞賛されたことがありました。僕はその時患者さん本人が来ていなかったので、その上司に同伴していた人が、精神科にかかっていたのかもしれないと思いました。
これは普通は、会社としてはとってはいけない行為(処置)だと思いますが、むしろ双極1型くらいなら、今の病状を回復させる医療的努力の方が有効であろうと思います。(いろいろ他の病院に相談に行ったりして)
労使関係の場合は、組合に相談する方法もありますが、実質的に役に立たない場合も最近は多いです。会社外に相談する方法もありますが、これは会社にとっても大変な事態なので、その場合は最悪、退職するような覚悟が必要だと思います。僕はこういう方法は普通はお勧めしません。

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