もう一つの病、糖尿病の怖さを知って

循環器内科・糖代謝内科
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8月に糖尿病と診断されて入院したのですが、今日はテレビ朝日の番組で「大正製薬 ヒューマンサイエンスSP 前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線」を見ました。
社会風刺コント集団のザ・ニュースペーパーで福田康夫前首相を持ちネタにしている渡部又兵衛さんが出演して3大合併症をすべて発症していることを知りました。
糖尿病性神経症で左足のひざ下を切断して義足をはめて舞台に立っているといいます。糖尿病性腎症で2日に一度4時間の人工透析を受けており、尿などが蓄積されて2日で2kgも体重が増えてしまい、透析後はいっきに体重が元に戻るのでふらふらなそうです。糖尿病性網膜症も発症したそうですが、手術で失明は免れたといいます。
食前にはインスリン注射を打ち、ロケ弁はごはんやおかずを8割ではなく7割までにしているそうです。舞台では糖尿病おばさんという役作りをして糖尿病の正しい知識の普及をしているそうです。
最初は月1回、2年間くらいは病院に通って治療を受けていたそうですが、症状が現れないことや仕事が不規則で忙しいため治療をやめてしまったのが病気を悪化させた原因だといっていました。
ここまで糖尿病のありようをあからさまに見せられると本当に怖いと感じました。
華道家の假屋崎省吾さんも出演していましたが、7年ほど前に空腹時血糖が270代だったそうです。5千から6千キロカロリーあった食事を改善していまは1千6百キロカロリーを保っているそうです。血糖も110代に抑えられており、服薬治療はせずに維持しているとのことでした。
自分の場合、8月に入院したときは血糖が430代で現在でも空腹時血糖が270代です。既に糖尿病性腎症といわれていますが、人工透析というところまではいっていないようです。糖尿病のサインであるのどの渇きは最近落ち着いてきましたが、両足首のむくみはひどくてパンパンです。このままいけばもう長くはないということだと思います。
内科主治医は、食事療法で最低限体重を増加させないこと、自宅で体重を測定をすること、血圧を下げて腎臓を保護すること、運動療法で5千歩歩くなど30分以上することなどの指導をいただいています。管理栄養士さんからは、できることから始めること、まずはごはんなどの主食を減らすこと、間食はやめること、どうしても食べたいときはツキコンでしのぐことなどの指導をいただいています。
ごはんは一膳にしました。できれば外出したくないのですが、昨日から朝に20分の散歩を始めました。糖尿病は倹約遺伝子が関係するといいますが、たぶんインスリンの分泌がないか低い1型糖尿病の方で私のようなインスリンの分泌はあるという場合は不摂生が原因といわれて情けないような感じがします。
ザ・ニュースペーパーの渡部又兵衛さんが「お笑い芸人糖尿病と二人連れ」という本を出しているそうなので読んでみたいと思いました。
社会風刺コント集団
ザ・ニュースペーパー ホームページ
http://www.t-np.jp/index.html
華道家 假屋崎省吾 ホームページ
http://www.kariyazaki.jp/

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