偏見

カウンセリング
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(質問)
精神疾患(うつ病から躁うつ病へ)で3回にわけて延7ヶ月もの間、病気休暇を取得しました。
最終的に病名が双極性障害(躁うつ病)となり、主治医から職場へ診断書が出されました。そのため、職場の上司は、私が精神病であり、大声を出しているとか、感情の浮き沈みが激しいと指摘して安心できないとのことです。
私自身はこのたび優秀な成果を挙げたと職場で局長表彰を受賞し、ボーナスや給料がアップすることになりました。そのことにも上司は触れて、ボーナスが上がるくらいならいいが、昇給までするのでは生涯賃金をあげることになり、許せないといってきます。
主治医の先生に、病名をカムフラージュした診断書を新たに作成してもらっても、どのような機会に職場に提出すればよいかわかりません。
職場に保健師さんがいるので、相談したいのですが、人事課の所属なので、人事担当に全て筒抜けになります。精神科の産業医は、月1~2回職場へきてくれるらしいのですが、県立大学社会福祉学部の教授であり、現役の臨床医ではありません。主治医に話しても聞き流すだけです。どのようにすればよいでしょうか。
年代 43歳
通院歴
 2003.10.21-右顔面神経麻痺(2週間入院)
 2004.7.2-うつ病(中等症うつ病)
 2005.4.11-双極性障害(双極-型障害)
(2005.4.25躁転・治療開始)
現処方
 リーマス錠200×3T(毎食後)
 トフラニール錠25mg×3T(毎食後)
 パキシル錠10mg×3T(毎食後)
 コントミン糖衣錠12.5mg×1T(就寝前)
 デパケンR錠200×1T(就寝前)
 ロヒプノール錠2×1T(就寝前)
性別 男
職種 事務職

(回答1)精神科医 成木 文
表彰されたようで大したものですね。しかし、こういうときほど謙虚に穏やかに振舞うのが如才ない生き方というものかもしれません。ご自分の調子が少し高いと自覚されたときは、上司さんにも口数を少なくしできるだけ穏便に処することも一つの社交技術と考えます。
保健師さんや産業医さんも揃っている会社ですと、なかなか理解のある会社ではないでしょうか。そういう方たちは一般には患者さんの味方になってくれるものです。むしろ、ざっくばらんに何事でも相談なさった方がいいのではないでしょうか。上司さんなどとの仲介役にもなってくれるはずですし、場合によっては主治医先生とも連絡をとってくださるものです。あなたの病気を隠すのではなく、科学的によく理解してもらうという方法もあっていいでしょう。
(回答2)この世の果てカウンセリング Dさま
実際に躁鬱であるのならば、上司の言う事は事実であり仕方の無い事であると思われる。貴君本人に自覚がないだけで。
躁状態の時は、能力は出せるので成果も出るかもしれぬが、周囲に迷惑を掛けるのも事実であろう。
医師にカモフラージュした診断書を書いてくれと依頼して書いてくれる事は無い。一人の患者のせいで自分の職を失う事になる真似などせぬ。
保健師及び産業医はあてにする方が間違いである。あくまでその者達は職場寄りの立場であるので。
主治医が聞き流すのは、結局貴君の言っている事が間違っているか、無茶な事を言っているせいであろう。
自分が実際に周囲に迷惑を掛けているという自覚を持つようにつとめたまえ。

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