退院時に頼まれて

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11月26日から12月19日まで入院していた医科大学附属循環器医療センターは心臓バイパス手術やカテーテル手術の入院患者がとても多いです。私の隣のベッドに心筋梗塞で倒れて救急車で近くの運ばれた後、県都のこのセンターまで再度搬送されてきた方がいました。土木車両従事者で60歳といっていました。奥さまはおらず独り身とのことでした。
足の静脈から血管をとり、バイパス用の血管に利用したようです。開胸手術なのですでに4ヶ月近く入院しているようです。最近心臓カテーテル検査でペースメーカーの埋め込みの必要性を確認したようですが、途中で意識を失いペースメーカーが必要となったようです。しかし、埋め込み時のカテーテル用の動脈がぐにゃぐにゃしていて受けこみ後の検査ができないため、検査なしで手術終了としなければならなくなったため、万が一ペースメーカーの作動を必要とする事態となったときに確実に動作するか保障できないそうです。手術は順番待ちのため1ヶ月後となり、それまでは前の病院で待機しているようにとのことです。
その方から腕時計のバンドの金具が壊れたので修理してきてほしいと頼まれました。退院が決まっていましたので、お安いご用と引き受けました。時計屋さんへ持ち込むと交換部品がなかなか手に入らないもので明日まで待ってほしいとのことでした。病室へ戻りその旨説明して了解を得ました。
約束の今日になり時計屋さんにいってみると無事修理が終わっていました。左右の修理であわせて2千円でした。病棟で時計をお渡ししたところよろこんでいただけました。修理代の話になりましたが、入院中によくしてもらったことやそう高くないので出させていただくこととしました。
昨日の教授回診で年明けに一度病院を移って手術の順番を待つように話があったそうです。ショックを受けていたようですが、何か楽しみを見つけながら頑張ってもらえればと思いました。

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